「ウッドショック」から「合板ショック」
昨年はウッドショックで木材が不足と価格高騰になりましたが
今年は合板が不足しています。入手が困難で価格も昨年の倍以上に
なっております。
主な要因はコロナ禍で海外工場稼働の低下の影響と
ロシアのウクライナ侵攻よりロシアの経済制裁で
ロシアから赤松材等の輸入が規制されていることです。
住宅建築では下地材として多くの合板が使用されます。
特に屋根は建築面積の1.5倍くらい、主に針葉樹構造用合板12㎜(※図1)が使用されます。
ちょっと昔は屋根の野地材は土板(厚さ12㎜の杉板 ※図2)を使用していましたが
施工性や耐久性またコスト面から針葉樹構造用合板張りに変わってきました。
「合板ショック」対策で国内工場も内地産の木材にシフトを進めていると聞いていますが、しかし、しばらくは品不足が続き、価格ももう少し上り取引されそうです。
弊社では製材所の利点を活かし、屋根の野地材を杉土板で対応し
「合板ショック」乗り越えたいと思っています(※図3)。
また、地元の木材を使用することにより使用量に応じて
新潟県や佐渡市の補助金も活用できます。